東京オリンピック【空手】日本代表候選手一覧と「型」「組手」のルール

スポーツ

東京オリンピックで初めて採用された新競技の空手「型」「組手」、全種目の日本代表選候補の内定選手が発表されてました。

本来は、4月17日に予定していた、スペイン大会で結果を元に発表される世界ランキングで、内定が決まっていなかった「組手」男子67キロ級、女子61キロ級を選考する予定でした。

今回は特別処置として、2020年3月17日に現状の最新ランキングを元に決定に至っています。

東京オリンピック 空手 日本代表選手選手一覧

種目選手名年齢生年月日
形男子喜友名 諒291990/7/12
組手男子67キロ佐合 尚人271992/6/19
組手男子75キロ級西村  拳241995/12/31
組手男子75キロ超級荒賀龍太郎291990/10/16
形女子清水 希容261993/12/7
組手女子55キロ級宮原 美穂231996/9/3
組手女子61キロ級染谷真有美261993/5/30
組手女子同61キロ超級植草  歩271992/7/25

東京オリンピック 空手の日本代表選手注目選手

オリンピックの空手は型と組手の二つの種目があります。そこで、「型」「組手」を紹介

東京五輪 空手「型」の日本代表選手注目選手

男子・空手「型」の日本代表選手

選手名喜友名 諒
きゆな りょう
生年月日1990年7月12日
身長170cm
体重70kg
出身地沖縄県
大学在学時の2011年・2012年に全日本学生大会で2連覇、2013年から2015年にかけては国体3連覇、2012年から2016年の全日本選手権は5連覇しています。
国外の大会でも活躍しており、2014年の世界選手権では個人形で初優勝、2016年も優勝し連覇(世界選手権は隔年開催)しました。
2020年東京オリンピックでは、もっとも金メダルに近いと目されています。2014年から劉衛流喜友名龍鳳館という道場を開いており、指導者として後進の育成にも取り組んでいます。

女子・空手「型」の日本代表選手

選手名清水 希容
しみず きよう
生年月日1993年12月7日
身長160cm
体重56kg
出身地大阪府
メディアにたびたび取り上げられ、“美人すぎる空手家”“空手界の綾瀬はるか”と言われ空手を知らない方の間でも有名となりました。

世界選手権で3連覇をサンドラ・サンチェス(スペイン)に阻まれた、2019年の新ルール後初の大会で「新ルールの一発目に勝ったことで、強い印象を与えられた」とコメント、オリンピックの金メダル最有力候補の一人

東京五輪 男子空手「組手」の日本代表注目選手

男子・空手「組手」の日本代表選手

選手名西村 拳
にしむら けん
生年月日1995年12月31日
身長180cm
体重75kg
出身地福岡県
元世界チャンピオンの西村誠司を父に持ち、高校2年生でインターハイを優勝、同年と翌年の国体を少年部門で2連覇

男子・空手「組手」の日本代表選手

選手名荒賀 龍太郎
あらが りゅうたろう
生年月日1990年10月16日
身長184cm
体重82kg
出身地京都府
両親が空手道場を経営、姉は世界選手権2連覇した荒賀知子(現姓:木下)、弟は学生日本一になった荒賀慎太郎選手という空手一家です。

東京五輪 女子空手「組手」の日本代表注目選手

女子・空手「組手」の日本代表選手

選手名宮原 美穂
みやはら みほ
生年月日1996年9月3日
身長155cm
体重50 kg
出身地福岡県
中学2年生の時に全国空手道選手権大会で優勝しました。
小柄ながら次々と大きい選手を打ち負かし、世界ジュニアでも銀メダルを獲得、“天才中学生”と言われました。

女子・空手「組手」の日本代表選手

選手名染谷 真有美
そめや まゆみ
生年月日1993年5月30日
身長161cm
体重61 kg
出身地茨城県
2014年世界空手道選手権3位。19年茨城国体優勝。

女子・空手「組手」の日本代表選手

選手名植草 歩
うえくさ あゆみ
生年月日1992年7月25日
身長166cm
体重66 kg
出身地千葉県
ホリプロの社員で日本航空所属

2015年12月にはテレビ番組「情熱大陸」にも取り上げられ、“空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ”とも呼ばれています。

空手「型」とは?ルールと採点方法

空手「型」は採点競技、審判員7名による決められた点数で採点し、順位が決まります。

以前は審判員が終了後旗を上げ、勝敗が決まっていましたが、勝敗の理由が分かりにくいとの事から、採点方式に2019年1月より変更となっています。

  • 審判員7名
  • テクニカル・パフォーマンス(技術点)
  • アスレチック・パフォーマンス(競技点)
  • テクニカル・アスレチック共に5.0~10.0の0.2点刻みで採点
  • 審判員が出した最高点1人目・2人目と最低点を評価した6番目・7番目を除く、中間の3・4・5の審判員の得点を採用し、そこに、テクニカル(技術点)70%・アスレチック(競技点)30%を掛け、得点を算出
  • 満点は30点

テクニカル・パフォーマンス(技術点)は基礎や技の正確性、アスレチック・パフォーマンス(競技点)は力強さやスピードなどがポイントとなります。

採点の割合は「技術点70%、競技点30%」となり、伝統的に技術が重要な競技

世界空手連盟の公式youtubeに型の解説がありましたのご覧下さい。

空手「組手」とは?ルールと採点方法

空手の組手は型の様に採点ではなく、実戦形式の戦いとなります。

直接打撃を与える印象もある空手ですが、オリンピックの競技は寸止めとなり、攻撃を当てるのではく

  • 男女共に試合時間3分
  • 時間内でも8ポイント差がついたら終了
  • 一本(3ポイント)
  • 技あり(2ポイント)
  • 有効(1ポイント)
  • 一本も上段への蹴り、マットに倒した相手の突き
  • 技ありは中段への蹴り
  • 有効は突き・打ち技
  • 脚への攻撃はNG

などなどありますが、更に姿勢や打ち終わった後の動作、タイミング、間合いなど沢山の要素を審判が判断し得点となります。

見る側は、もしかしたら、有効打に見えても得点にならずに疑問になる事もあるかもしれませんが、テレビでは優秀な解説者に期待するしかなさそうです。

世界空手連盟の公式youtubeに組手のルール解説がありましたのご覧下さい。

まとめ

競技人口は世界187カ国で約6,000万人と言われて、今では国際大会も多く開催されています。日本人選手は組手・形の個人・団体ともに表彰台が期待できる競技

無事に東京オリンピックが開催されてば、日本に数多くのメダルをもたらすのかもしれません。

The following two tabs change content below.
スポーツライター(ぐぐスポ!でのライター歴10年目に突入) 埼玉県出身(東京都在住)。大手通信会社を退社後、WEB制作や記事作成の仕事を立ち上げる。学生時代はテニス・サッカーを行い、様々なスポーツに親しみながら知識を深め、ATPツアー・WTAツアーなど年間100試合以上、サッカー・ラグビー・野球・フュギュアスケート・卓球・バドミントン・オリンピックやその他のスポーツを含めると、ほぼ競技を見ない日は無いという現状、どの分野でも徹底した調査と取材をモットーに1700記事以上作成の実績 記事についてのご意見などは→お問合せ、SNS(Twitterfacebook)、メールからご連絡下さい。 更に詳しいプロフィールは→こちら