パリ五輪ブレイキングのルール・放送予定・日本代表選手を徹底解説

2024-08-27パリオリンピック,スポーツ

2024年パリオリンピックで新たに採用されたブレイキングは、ストリートダンスの一種であり、世界中で注目を集めています。

ブレイキングの基本ルールや歴史、パリ五輪での採点方式、そして日本代表選手のプロフィールとオリジナル技など、日本選手がいつ競技を行うのか、どこで中継するのかなど詳しく解説します。

これを読めば、ブレイキングの魅力と見どころが一目でわかります！

ブレイキングの歴史

ブレイキングは1970年代のニューヨークで、ヒップホップ文化の一部として誕生しました。ストリートダンスの一種であり、当初はギャングの抗争を平和的に解決する手段として行われていました。

現在は世界中で人気の競技となり、2024年のパリオリンピックでも正式種目として採用されました。

ブレイキングの基本ルール vs パリ五輪での採点方式

ブレイキングは、1対1のダンスバトル形式で行われます。各選手は2回または3回ずつ踊り、そのパフォーマンスを審査員が評価します。

大会も五輪を除くと、レッドブルBCワン、WDSF 世界選手権などがあり、審査員数と各大会の審査項目に違いがありますが、採点方式がオリンピックに合わせ厳格化しそうです。

ブレイキングの基本ルール

ブレイキングは、1対1のダンスバトル形式で行われます。各選手は2回または3回ずつ踊り、そのパフォーマンスを審査員が評価します。パリ五輪での採点は、採点項目も増え、採点方式がオリンピックに合わせ厳格化しそうです。

審査項目は以下の5つです。

• 技術
• 音楽性
• 多様性
• 完成度
• オリジナリティ

パリ五輪での採点方式

初開催の競技だけに通常の大会と違う採点となる可能性もあります。物議をかもすのか、それとも高評価を受けるのか、ここも注目ポイントです。

パリ五輪でのブレイキングは、以下の6つの審査項目で評価されます。

1. 創造性
2. 個性
3. 技術
4. 多様性
5. パフォーマンス性
6. 音楽性

これらの項目は、技術、パフォーマンス性、創造性が全体の60％を占め、多様性、音楽性、個性が残りの40％を占めます。

DJの役割

ブレイキングのバトルでは、DJがその場で音楽をかけます。選手たちは即興で踊り、音楽に合わせてパフォーマンスを行います。DJの選曲やスクラッチ音がパフォーマンスの一部となり、選手たちはその変化に対応する必要があります。

パリ五輪でのDJの役割

パリ五輪では、DJは事前に承認されたプレイリストから曲を選びます。

選手たちは事前に曲を知ることができず、その場で即興で踊ります。これにより、選手たちの即興性と音楽性が試されます。

挑発のしかた

ブレイキングのバトルでは、相手を挑発するジェスチャーがよく見られます。例えば、耳を指さして「音に合っていない」と指摘したり、手を回して「同じ技を繰り返している」と示すことがあります。これらの挑発はパフォーマンスの一部として行われ、観客を盛り上げます。

同じ技を繰り返さない

ブレイキングでは、同じ技を繰り返すことは評価が下がります。そのため、選手たちは一つの基本技を様々な形に変化させ、多様性を持たせることが求められます。例えば、ウィンドミルという技を手を使わずに行う「ノーハンドウィンドミル」や、足を組んで行う「ベビーウィンドミル」などがあります。

日本代表選手の本名やプロフィール

ここでは、日本代表選手の情報を紹介いたします。WDSF（World DanceSport Federation、世界ダンススポーツ連盟）ランキング、オリンピック出場の為のオリンピック予選システムランキングとあるのですが、日本選手はいずれも上位に入っている為、期待されていると思われます。

※下記ランクはオリンピック予選システムランキング7/30時点

AMI（湯浅亜実）｜Bガール

• 本名: 湯浅亜実（ゆあさ あみ）
• 生年月日: 1998年12月10日25歳
• ランク:1
• 種目: Bガール
• 特徴: 基礎動作の質が高く、逆回転が得意。両方向の回転を同じクオリティで披露できる。
• オリジナル技: 多彩なパワームーブ

AYUMI（福島あゆみ）｜Bガール

• 本名: 福島あゆみ（ふくしま あゆみ）
• 生年月日: 1983年6月21日41歳
• ランク:4
• 種目: Bガール
• 特徴: オリジナリティに特化しており、独自のスタイルを持つ。
• オリジナル技: 雑巾がけをイメージした技、妖怪をモチーフにした技

HIRO10（大能寛飛）｜Bボーイ

• 本名: 大能寛飛（おおの ひろと）
• 生年月日: 2004年12月2日19歳
• ランク:17
• 種目: Bボーイ
• 特徴: パワームーブを得意とし、アクロバティックな技が多い。
• オリジナル技: 高難度のエアートラックス

SHIGEKIX（半井重幸）｜Bボーイ

• 本名: 半井重幸（なからい しげゆき）
• 生年月日: 2002年3月10日22歳
• ランク:2
• 種目: Bボーイ
• 特徴: 音楽性とフリーズの完成度が高く、即興での対応力に優れている。
• オリジナル技: 高速回転からのフリーズ

パリ五輪ブレイキングの詳しいルール

• 競技形式: 1対1のバトル形式
• バトル回数: 各選手が2〜3回ずつパフォーマンス
• 持ち時間: 各パフォーマンスは1分以内
• 審査員: 9名の審査員が各項目で評価

6つの審査項目で評価

初開催の競技だけに通常の大会と違う採点となる可能性もあります。物議をかもすのか、それとも高評価を受けるのか、ここも注目ポイントです。

パリ五輪でのブレイキングは、以下の6つの審査項目で評価されます。

技術、パフォーマンス性、創造性が全体の60％を占め、多様性、音楽性、個性が残りの40％を占めます。

• 創造性
• 個性
• 技術
• 多様性
• パフォーマンス性
• 音楽性

パリ五輪でのブレイキングスケジュールと放送予定

ブレイキングの競技は2024年8月9日と10日に行われます。以下はスケジュールの詳細です。

パリとの時差は日本が7時間進んでいます。

2024年8月9日（女子）

見どころと注目ポイント

ブレイキングの見どころは、以下の点に注目するとより楽しめます。是非、参考にしてください。

音楽性：即興の妙技

ブレイキングの大きな特徴は、DJが現場で流す音楽に合わせて即興で踊ることです。選手は事前に曲を知ることができず、その場で音楽を感じ取り、パフォーマンスを組み立てていきます。

オリジナリティ：独自の技で魅せる

選手それぞれが独自の技や表現方法を持っていることが重要です。

例えば、日本代表のAYUMI（あゆみ）選手は、志村けんのアイーンからきた「アイーン」というオリジナル技など、各選手の独自のスタイルや技にも注目です。

多様性：技の引き出しの豊富さ

ブレイキングでは、同じ技を2回繰り返すことは禁止されています。そのため、選手は基本となる技を少しずつアレンジして、多様な技を繰り出す必要があります。

技術：高度な身体能力の競演

技術面では、逆回転の能力が高く評価されます。日本代表のあみ選手は、時計回りと反時計回りの両方の回転を高いレベルで披露できることで知られています。

完成度：フリーズの重要性

パフォーマンスの完成度を示す重要な要素が「フリーズ」です。これは、激しい動きの中で突然動きを止める技のことです。フリーズには高い筋力とバランス感覚が必要とされます。

パリ五輪ブレイキングのまとめ

ブレイキングは、技術、音楽性、多様性、完成度、オリジナリティの5つの審査項目に基づいて評価されるダンスバトルです。

日本代表選手のAMI、AYUMI、HIRO10、SHIGEKIXは、それぞれ独自の技とスタイルで世界に挑んでいます。

これらのポイントに注目して観戦すると、ブレイキングの魅力をより深く理解できるでしょう。パリオリンピックでのブレイキング競技は、音楽とダンスの即興性、独自の技、そして選手たちの高い技術力が見どころです。

ぜひ、ブレイキングの世界に飛び込んで、新しいオリンピック種目の魅力を存分に味わってみてください。